社会保険労務士の資格取得を目指す理由は、人によって様々です。
確かなスキルを身につけたい人、キャリアアップのきっかけとしたい人など、その理由は人によって大きく異なります。
開業したいために、資格取得を目指すケースも多く見られます。
社会保険労務士の仕事を大きく分けると、開業して事務所を構えるケース、そして企業の中で社会保険労務士として働くケースの2つが挙げられます。
どちらも資格が必要ですが、勤務形態に関しては大きく異なります。
収入だけを見ても、大きく異なると言われています。
一般的に開業した方が収入面でのメリットは大きいとされていますが、どれだけ営業を行って顧客を得ることができるかによって変わるでしょう。
そのため、開業したからといって必ずしも企業に勤める場合よりも収入が多いとは限りません。
開業した場合と企業に勤めた場合で、もっとも大きな違いは収入ではなく勤務時間と考えていいでしょう。
企業に勤めている場合は、他の社員と同様の勤務形態がとられます。
9時〜5時までの勤務時間の場合はその通りに働くことになりますが、開業した場合はそういった決まりは特にありません。
とは言っても、開業が簡単だということはありません。
開業すると、中小企業の事業主などからのコンサルティング業務がメインとなります。
各顧客と個別に契約することになるので、場合によっては就業時間以外の時間に対応しなければいけないこともあるでしょう。